2009年9月5日土曜日

偉大なリースリングワインとは

リースリングは、主として畑で完成されるワインである。冷涼な気候のもと、比較的、やせ地で栽培される葡萄は、発芽から成熟期間を経て収穫期までが長く、酸味と糖度のバランスの最適な時期に収穫される。醸造はあくまで自然の法則にしたがう」ノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセの葡萄栽培・ワイン醸造学教授、ウルリヒ・フィッシャー氏は、次のように要約した。

「偉大なリースリングは、栽培地の影響を明らかに反映しながら固有の品種特性を最大限に発揮する。この両者から受ける見解は、特別に多様なアロマや風味による印象を長らく発展させると同時に、高度な熟成の可能性が持続する。偉大なリースリング第1級の品質は、明快で好意をもって歓迎されるべきであるけれど、一方、感覚伝達の面では、非常に独立したスタイルなので、すべての人々に好まれるとは期待できない」
(出典:Christina Fischer, Ingo Swoboda 著「HALLWAG 2007」)

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